オールセラミックとは、金属を全く使用しないで、セラミックだけで製作したクラウン(かぶせもの)です。
「ジルコニアオールセラミック」では、最初に、人工ダイアモンドとも言われるほど強度のあるジルコニアを使って、クラウンの内面になるフレームを作ります。それに様々な色のセラミックパウダーを焼き付けて、歯の形や色を再現します。(これを「多色築盛」といいます)多色築盛は、セラミストの中でも、高度の技術のある人にしか上手にできません。
吉祥寺田中歯科では、世界最高峰の技術をもつといわれるスイスのウィリー・ゲラー氏に認められたセラミストの世界的グループ「オーラルデザイン」のメンバーが製作する、宝飾品に匹敵する最上級のジルコニアオールセラミックをご提供できます。
ジルコニアのフレームを使ったブリッジの成績を研究した論文によると、5年経過後の成績では、ジルコニアフレームの残存率は98%と非常に高い成績なのですが、ジルコニアに焼き付けたセラミックのチッピング(セラミックが欠けること)が、約15%の症例で発生していると報告されています。( Sailer I,Feher A,Fiiser F,et al : Int J Prosthodont, 20, 383-388, 2007 )
実は、これが現時点でのジルコニアの最大の問題点なのです。
ジルコニア自体は非常に硬く強度の高い材料なのですが、ジルコニアに焼き付けたセラミックとの間の強度に不安があるのです。
ジルコニアは、クラウンの素材としてはまだ歴史が浅く、今後の技術進化を待つべき材料だと考えられます。